シーズーでは、閉館前になるとアクリル掃除と言う仕事があります。水槽のガラスを拭くだけの単純な仕事ですが、これが結構大変なんです。何せ、1～３階の全てのガラスを拭かなければならないので(^_^;)そんなアクリル掃除の中で、私が唯一楽しみにしている事は、人気者のセイウチ、デン君とグリちゃんがいる水槽です。普段から、特にデン君はサービス精神旺盛で、水槽にべた～っとくっ付いては水槽越しにこちらの様子を窺っ […]

3ヶ月に1回内容を変えているドルフィンタンクの「海の動物達のお話し」ですが、今月からのタイトルは「イルカも注射をがまんする？」です。皆さんは「受診動作」という言葉を御存知でしょうか。難しい事ではありません。皆さんもお医者さんに行ったら、おなかを見せたり、口をあけて見せたりしますよね。このような診療を受ける時の行動をすべて「受診動作」と言います。もちろん注射をがまんするのも受診動作です。はたして、イ […]

この3月、水族館2階の水槽たちが奇麗に生まれ変わりました。その中でも、今回は『サンゴ礁のキケンな魚』水槽についての紹介です。改修に際して、水槽内にサンゴを配置することにしました。擬サンゴと呼ばれる、つくりもののサンゴですが。『サンゴ礁の…』と銘打っている割には雰囲気がらしくなかったから、という理由がひとつ。もうひとつは、自然の海では、ミノカサゴ類はサンゴ礁域の崖穴やオーバーハングしたようなところの […]

オーロラを見たことがありますか?氷河が崩れ落ちるところを見たことがありますか?イッカクという不思議な牙をもったイルカが泳いでいるところを見たことがありますか？実は、城崎マリンワールドで見ることが出来るんです。アクアパレスのダイナミックビジョンでは横10メートル・縦8メートルの大画面で、北の海の雄大な大自然とそこに生息する動物たちの素顔を紹介しています。また、希少価値のあるイッカクの牙（実物）も展示 […]

一見すると海藻のように見えるこの物体。一体なんだと思いますか？これは実はトラザメというサメの仲間の卵です。「トラザメ」と聞くと、怖そうなサメをイメージするかも知れませんが、実際には成長しても50cm程にしかならない小型のサメです。城崎マリンワールドではこのトラザメが沢山の卵を産んでいます。卵をよく見てみると、中が少し透けて見えます。よーく見ると中で赤ちゃんザメが動いているのもわかりますよ。現在ダイ […]

今回は、ダイブにいるカマイルカについて紹介したいと思います。写真の右側がアーヤ、左側がマーヤです。名前は似ていますが双子ではありません（注！）どちらも女の子です。みなさんはこの写真を見て、２頭の違いが分かりますか？！一番分かりやすいのは、傷があるかないか。ですが、傷はいつか消えてしまうかもしれないので、正確な目印にはなりませんよね。アーヤとマーヤを見比べると、例えば目の大きさが違います。マーヤはま […]

最近、ハリセンボンが漁師さんを悩ませているというニュースを耳にします。ハリセンボンが大量に網に入って漁に大きな被害が出ているようです。ハリセンボンは暖かい海の魚ですが潮の流れにのって日本海にやってきます。しかし冷たい海ではすぐに弱ってしまい岸の方へ流されます。今年はその数がとても多いのです。城崎マリンワールドのそばにも流れてくるので、暖かい水槽に入れて回復させます。早く元気になってみなさんに見てい […]

冬の風物詩が今年もやって来ました。ゴンズイ玉とはナマズの仲間であるゴンズイが、まだ小さい頃に集団で群れを作って、身を守る状態の事です。今年は、暖冬の影響か海も穏やかな日が多く、状態の良いゴンズイがたくさん見られました。その数は約300匹。シーズー２階の藻場水槽で展示していますが、たくさんいるのでゴンズイ水槽の様です。じっとしている時には、海藻のまわりで玉を作っています。餌を撒くと水槽中を集団で泳ぎ […]

海の中を疑似体験できるダイブアドベンチャー。もうかなりの方がご参加いただいてると思います。そこで今回もまたまた、よりダイブしていただくために楽しめる小ネタをお教えしたいと思います。アドベンチャー内の水は天然の海水をそのまま使用しています。ここにポイントがあります。自然の海水をそのまま使用していることによって、プール内にポンプに吸われて入ってきた生き物がそのまま生活しています。その時期によっている生 […]

これはアシカです。足と足の間にあります。そう！これはアシカの「しっぽ」なのです。カリフォルニアアシカ、オタリア、セイウチなどの鰭脚（ひれあし）類には、しっぽがあります。ちなみに、こちらの写真は、オタリアの「スミレちゃん」のしっぽです。小さくて目立たないしっぽなのですが、じっと観察していると、ピンと立ったり、垂れ下がったりと、色々な表情があってとても可愛らしいのです。そして、種類によって触り心地が違 […]