飼育レポート
どっちがこども!?
当館のフンボルトペンギンの繁殖期は、秋~次の年の春の終わり頃までです。昨年の11月、3羽の雛が孵化しました。生まれたときは体重80グラム程、本当に小さかったのですが、すくすくと成長し、1月半ば頃から順に泳ぎ始め、今ではとっても大きくなりました。そう、親鳥よりも…。雛特有のピーピーという声で餌をねだられると、親は餌を吐き戻して与えずにはいられないお約束になっています。自分よりも大きな子供に餌をあげる親、なんだかたかられているようにも見えちゃいます。そろそろかすれた声になってくる頃、飼育係の手から餌を食べる練習を始める時期です。微笑ましい親子の姿は、もう少しの間お楽しみいただけます。(横山)